プラハの歴史地区 Historic Centre of Prague

黄金の街と呼ばれるチェコ共和国の首都プラハの市街中心部。ヴルタヴァ川の東岸に位置する旧市街と、西岸のフラッチャニ地区、マラー・ストラナ地区の総面積866ヘクタールが登録されている。街の起源は6～7世紀にさかのぼり、その後、神聖ローマ帝国、ハプスブルグ朝、ナチスの侵略、社会主義国家によって支配され、数々の歴史を飲み込んできた。聖像が並ぶゴシック建築のカレル橋や、聖ヴィート大聖堂と聖イジー教会を擁する世界最大のプラハ城など、11～18世紀にかけてのあらゆる時代の建造物が見られる。1410年に造られた旧市庁舎の天文時計は、補修されるたびにゴシック彫刻や12使徒の行進が加わって現在の形になった。