中正紀念堂

2008年8月、再度の名称変更により、台湾民主紀念館から旧名に戻された。台北有数の観光ポイント。1990年に起こった、学生たちの民主化を求める運動は、ここから始まった。今も敷地内の様相は以前と同じで、自由広場の門をくぐると、右側に国家戯劇院（国立劇場）、左側に国家音楽庁（国立コンサートホール）が立ち並び、正面には白亜の大理石を積み上げた中正紀念堂がそびえている。紀念堂はしばらく台湾民主紀念館と呼ばれていたところだが、蒋介石のブロンズ座像はなくなり、呼び物だった衛兵の交代儀式もすでに廃止されている。一方、ここは昔も今も台北きってのデートスポットで、天気のよい休日には、思い思いにポーズを決めているブライダル・カップルのほほえましい姿を見ることができる。